22 マウスピース基準音
最近では、認知されつつあるテクニックの1つですが。
マウスピースだけで演奏する事で
アンブシュアや息の状態を確認することができます。
私の所では、
「マウスピースの基準音」
と言う言い方をしていますが。
マウスピースのチューニングと言う場合もある様です。
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例えばアルトサックスの場合、
マウスピースだけで高いCから
1オクターブ下(以上)出せますが。
噛んだ時のアンブシュアと、
緩めた時のアンブシュアでは
楽器演奏の時に、同じ結果にならない
事が、簡単に想像できると思います。
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その為、基準音として
ユージン・ルソー 著
[サクソフォーン奏者の為の高音奏法]
では、
・ソプラノ C
・アルト A
・テナー G
・バリトン D
の音が冒頭で、定められています。(実音:in C)
私の所でも 採用していますが。
音程の上げ下げが、
どちらにも調整出来る様に
マウスピース基準音を、
少し低く設定しています。
最も噛んだ時の最高音から
1オクターブ下までが、
pp から、ff まで自在に対応しやすい範囲だと捉えて。
中間の音程(増4or 減5下)を
演奏時の基準音として考えています。
個人差はあると思いますので。
さらに音程を下げられる方は、基準音を下げたり
まだ、音程の幅が狭い方は、基準音を上げても良いかと思います。
私の現時点(2019/06)では、
楽器の種類 | 演奏時の音程 | 最高音 |
・ソプラニーノ サックス | E♭ | A |
・ソプラノ サックス | B♭ | E |
・アルト サックス | F# | C |
・テナー サックス | D | G# |
・バリトン サックス | H(B♮) | F |
を採用しています。(実音:in C)
楽器メーカーや、調整によっては
高音域を若干低めに設定している場合がありますので
(高音域で噛み癖のある奏者の為に、そう言う仕様にしています。)
その場合は、あえて基準音を少し高めにとる場合もあります。
各自の楽器やマウスピース、セッティングに合った
マウスピースの基準音を探してみて下さい。
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