サックス 教室 楽譜 大阪 堺|Sax Artist uzu

24 ラクール50の練習曲 33番

楽譜には、
Allegretto ♩.=100
となっていますが。
この曲は、あえて遅く演奏しています。

理由は、
・息継ぎが指定されていない。
・他の曲と比べて、
 速度記号の数字が大き過ぎる。
と言う点から、判断しました。


1つ目の理由として、
この曲は「息継ぎ」のマークが書かれておりません。
おそらく、
フレーズの区切りになっている箇所
(8分休符) で息を吸う事が、自然な為
あえて、記入しなかったと思います。

ソルフェージュで教わる事ですが。
息継ぎの箇所で、
息を使い切る様に演奏すると
自然と、曲のテンポ感が決まる とされています。

指定のテンポでは速すぎて、息が余る様に感じましたので。
もう少し遅いテンポ設定なのでは?
と考えています。


2つ目の理由として、
作曲者の時代や、曲調によって
速度記号や メトロノームの数値には、差がありますが。
例えば、フェルリング48のエチュードの場合

18番 Vivace ♩.=84
32番 Allegretto ♩.=80
40番 Allegretto ♩.=66
48番 Allegretto ♩.=80

となっていますが。それと比べると、
ラクール33番の速度表記
♩.=100 の速度は、Presto 以上の速さになってしまいます。

以上の理由から、
私は ♩. = 80 前後を採用しています。
(♩ = 100 の、印刷間違いでは無いでしょうか?
 それだと、♩. = 66になります。)


もし、音楽の試験で演奏する場合は、
楽譜通りのテンポが安全だと思いますが。

音楽を追求されたい方は、
そう言う解釈もあると言う事で、付け加えました。
賛否両論をご理解の上で、お試し下さい。


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